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企業の寿命は30年程度?
創業からその終わりまで、企業の寿命は30年程度と言われています。しかし、その根拠はどこにあるのでしょう?
一方で、30年を優に超えて成長し続ける企業もあります。30年で絶えてしまう企業とそうでない企業の違いはどこにあるのでしょう?
ここでは、企業の平均寿命についてと、長く続く企業の特徴を書いていきます。
企業寿命に関する基礎知識
中小企業の存続率は1年後で約97%、5年後で約82%、10年後で約70%とされています。平均寿命は20年程度で、起業から22年後にはおよそ半数の中小企業が倒産を迎えてしまいます。
なお、上記のデータは対象企業の平均値であり、中央値は明らかにされていません。
大企業の場合は、業種や地域にもよりますが、平均寿命は15年程度と言われています。
また、企業の平均寿命は時代とともに短くなっています
業界のスタンダードとなったビジネスモデルについても、一般的に20年で寿命を迎えると言われています。
20年以上続く会社を作り上げるには、常に新たなビジネスモデルを模索する必要がある、というわけです。
業種別の平均寿命ということで言いますと、最も平均寿命が長い業種は製造業の34年、短い業種は金融・保険業の12年。
そのほかの業種については、
卸売業が27年、
運輸業が26年、
農業・林業・漁業・工業が25年、
建設業・小売業・不動産業が24年、
サービス業や情報通信業とされています。
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成功している企業の特徴とは
一方で、成功している企業の特徴を紹介していきます。
成功している企業の特徴の一つ目は、意外にも「お金稼ぎを第一の目的にしていない」点です。
お金稼ぎを目的にせず、社会的なミッションを追っているからこそ行動がぶれず、一体感のある組織を以って大きく成長することができる、というわけ。
逆にお金稼ぎを第一の目的にしている会社は、短期的な利益回収に走りやすく、それゆえ舵取りを誤ったり、中長期的な事業計画が立てられず縮小・倒産してしまうケースが多いと言われます。
社会性がある事業を展開している、というのも成功している企業の特徴とされます。
社会性があるということは、すなわち世の中の多くの人が課題感を抱えている領域、ということになるため、そういった需要の大きい領域をうまく捉えることができた企業は成功しやすいというわけですね。
また、成功している企業は常に顧客のニーズを研究し、ニーズに即したサービスを提供できるように尽力しています。
特にこのインターネットの時代では、顧客のニーズが凄まじい勢いで移り変わりますので、ニーズの研究の重要性は上がる一方です。
また、成功企業の条件としてお金稼ぎを目的としていない、という点を挙げましたが、これは利益が少ない、ということを意味しません。
企業である以上、事業を大きくするためには源泉となる利益が当然必要。
こうした企業はうまくマネタイズのノウハウを確立し、利害関係者全員がWin-Winになるような手法で利益を確保しています。
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